食べるジレンマ

生きている中でどの瞬間がいちばん幸せかというと、
ものすごくおなかがすいているときに食べるごはんの最初のひとくちの瞬間なんじゃないかと思います。
ふたくちめからは消化試合な気がしてなりませんし。

空腹に耐えていると食事を用意するだけでもひとくろうで、
さらに自分は潰瘍持ちで空腹になってくるとおなかが痛くて仕方なくなるのです。
それを乗り越えてごはんを用意して、さあ食べるぞというときのひとくちが一番幸せです。

でもごはんを食べること自体が楽しみになっているせいで、空腹がひどくなってくるまで待てずにまだおなかがすいてないうちから食べてしまう癖があるのが問題です。
買ってきたものを食べずにとっておくことができない癖があるのです。
おかげで普段から食料の備蓄もあまりなく、ときどき困ったことにもなってしまいます。

あと数時間待てば最高の幸せを味わえるのに、がまんできずに食べてしまうジレンマ。
自分の意志の弱さが憎い。